ご案内
先日、ある大手マンション販売の部長と大手引っ越し会社の役員さんと会った時、前述の件で「どう思うか」と聞かれたので「笑っちゃいますよ」と答えた。
例えば、電気店のおやじがピンポーンと行くとする。
「はい、どちら様ですか」「△△の○×店ですが」「なあ−に」(って聞かれる)「一年前に入れたテレビがなんとかかんとか」すると、「ああ調子いいわよ」と奥さんは答える。
そう言われると、もう入っていけない。
だから会話が続かない。
そして「なんですか」と問われると、もう販売員は困っちゃう。
車にしても同じである。
Tの新車を買ったお客のところに、半年後、行ったとする。
「Tの車、いかがかと思いまして」「おかげで調子がいいわ」と言われると、それ以上は入っていけない。
ただでさえウンザリしている消費者に、うるさく押しかけても逆効果であることは言う五、六年前のカーディーラー上層部の販売方式傾向は来店させることだったように思う。
だから借金して店舗をつくり、コーヒーハウス等も併設した。
一階のショールームの隣がティールーム、二階には車の専門誌・輸入雑誌、一方のコーナーでは四○インチくらいの大画面で映画のVTRが見られるようになっている。
用のある人は来い、来て買いたければ見なさい、商談もしてやるという感じ。
営業マンも内勤にして、お店でつかまえた人のアンケートを読んで、その夜に訪問するというシステムを使った。
一言で言えば″それとなく化″のしかけである。
無理矢理買わせるのではなく、それとめず。
なく商品を身近にしてしまう。
一階のサロンに商品を置き、二階は料理教室やカルチャーセンターのできる貸しホールを設ける企業などもある。
町の電気屋さんが「客が入らない」とぼやいているが、「見たいしさわりたいけれど、いったん入ったら買わされそう」という消費者心理がブレーキをかけていることを見抜かなければならないのである。
本当は、消費者は顔見知りから買いたいのである。
安心できるからだ。
ピンポーンー「は〜い!どちら様?」「あの〜私○○化粧品の〜」「あっ、私ずつと△△化粧品だから、いらないわ−」これから五年以内にやってくるのは″素人に見えるプロ″が受け入れられるということ「私△△化粧品って言ってるでしょ!」と、どこでも険悪な表情。
ところが、ところがである
そこへ隣の奥さんと思われる人がヒョイと現れて雑談ついでに化粧品をすすめるとなんとなんとなくその化粧品を使ってみようとするのである。
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